蝋燭製造機械の説明

受注生産
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機械の特徴
この蝋燭製造機は、手操作システムにより、大量生産に適しており操作が簡単な上、
高い生産力があります。
また、常に蝋燭の中央に糸芯を固定する事が出来ます。
短期間で機械の操作を習得する事が出来るので、誰でも簡単に作業を行う事が出来ます。
■構造■
本機械はモールドパイプをシリンダーに半田付けで固定して作られています。
モールドパイプは錫メッキを施したブリキ板で作られており、錆びを防ぐため、
銅板で覆われた二重構造になっています。
シリンダーは厚い真鍮板を加工して作られており、耐腐食性にすぐれています。
この本体にピストンが組み込まれて、製造機械の心臓部になります。
ピストンのヘッド部は半田合金を鋳造して作られています。 -
本機械の使い方
まず初めにボビンスタンドに糸芯を開け、芯オサエ板、押上け板、ピストン及びモールドパイプにつながります。
芯の端部はモールドパイプの先端から少しだけ引出します。
冷却水を給水口により注入し、シリンダーの内部を流動する様にし、引き上げハンドルを使って押上げ板が所定の位置まで下がっている事を確認します。この後、溶けたパラフィン(ろう)をモールドパイプに注ぎ込みます
一定の時間が過ぎた後、引き上げハンドルを回し、ピストンを押上げると、ローソクが
モールドパイプから押し出されます。
この一連の作業を繰り返し行います。 -
クレヨン製造機
■構造■
手動システム及び簡易操作。フレームは鋳鉄で作られています。シリンダーは厚い真鍮板で作られています。
モールドパイプは厚いブリキ板で作られており、冷却水による錆びを防ぐために銅板で覆われた二重構造になっています。
クレヨンを押し出す、押出ハンドルを回すことで、ピストンは上下に動きます。
■操作■
モールドパイプを冷却する水随時流動していること。押出ハンドルを回してピストンを所定の位置まで降ろして下さい。
原料をかき混ぜ、約150℃まで熱してください。シリンダーの天端3~5mmの高さになるまでフレームの表面に原料を注いでください。しばらくしてからブリキの板などでシリンダーの天端に残った原料を取り除いて下さい。5~10分後に原料は固まります。押出ハンドルを回すと、クレヨンが押し出されます。
冷却水は20℃前後が最適温度です。もし温度が低いとクレヨンの仕上がりが悪くなります。
■原料(参考)■
パラフィン
ステアリン酸
顔料 -
チョーク製造機
■構造■
フレームは鋳鉄で作られています。シリンダー及びモールドパイプは厚い真鍮板で作られています。ピストンはチョークを押し出す、押出ハンドルを回すと上下に動きます。器季の上部は90°回ります。
■操作■
油を含んだブラシでモールドパイプの内部を拭いてください。シリンダーに原料を注ぎ、ブリキの板などでシリンダーの天端に残った原料を取り除いて下さい。モールドパイプの中の原料は10~15分後に固まります。それから、機械の上部を開店させ、押出ハンドルを回すと、チョークがチョーク受取フレームへ押し出されます。フレームをひとつずつ引出し、手を使わずに乾燥棚へチョークを置きます。熱乾燥又は空気乾燥をしてください。
■原料(参考)■
焼成石こう(CaSO4.1/2 H2O)
準備:焼成石こう50%及び水50%
一度に注ぐ原料を準備してください。原料は、準備後1/2分ほどの少し
粘り気が出てきたものを注いでください。
■重要■
固まるときに厚くなるのは(40℃)石こうの性質です。それから、体積が大きくなります。したがって、少し早くチョークを押し出すことが重要となります。そうでなければチョークの押出が難しくなります。
もし、チョークを押し出すタイミングが遅れ、押し出しができなくなった場合、ピストンをバラバラにしてチョークをひとつひとつ除去しなければなりません。
そうなると能率が悪くなります。一度使用した石こうは再利用することができず、
二度と使用することはできません。 -
蝋用ジョーロ
蝋燭製造機械に蝋を注ぐジョーロです。